予言について その1

質問
『予言について伺います。予言というのはどうして起こるのでしょうか？』

答え：あなたの言う予言とは、未来のことをあらかじめお話するという意味ですね？

未来とは決定しているものではありません。しかし以前もお話したように、未来というものが、実は今ここに、別の次元にいくつもあるのだと知ると、このようなことが起こってくることは不自然ではないと分かるはずです。

本当の予言者とは、別次元と周波数を合わせることの出来る人を指します。つまりその人が何をしているかというと、今ここにある別の次元に接触しそこを訪ねて行き、その光景を見ているのです。

 

しかしその出来事が、あなた方の世界で、必ずしも現実として起こるわけではありません。

あなた方は、あなた方の未来をまだ選択する余地があるということです。

というのも、いくつもの未来がここにあり、その人はおそらくいちばん可能性の高い出来事を見ているにすぎないからです。

 

あなた方の言うアカシックレコードというものもまたそういった多次元にあるのですが、別の次元にはたった今、さまざまな未来の現実が、折りたたまれているのです。

予言者は、それをあらかじめ何かの形で感じたり、夢で見たりします。そしてそれを予言として誰かに伝えたり、発表したりします。

 

しかしその事は、皆さんに告げた時点から、外部に出したことにより変化してゆくのです。
なぜなら様々な人々の意識、意図、思考というものがそこに混ざり影響をおよぼしてゆくからです。

それを発表したことによって、そうなって欲しくない、あるいはそうなって欲しい、さまざまな意識の力によって、変質してゆくのです。

 

なぜなら、あなた方の意識には現実を変える力があるからです。あなた方は自由意思というものを神から与えられています。あなた方の意識により、未来を変える、未来を作るという力をも与えられているのです。
 

また、予言というものの意義についてお伝えします。

あなた方にとって恐ろしい予言というものがあったとしても、その可能性を知ることにより、あなた方がそれを是正することを出来るからこそ、予言者たちはその役目を預かり預言し、皆さんに発表しているのです。

しかし当たらないことがあるのは当然です。先ほどお話したように、人々の意識によってそれが変化することがあるということ、また、いくつもある未来の中から、最も大きな可能性のあるものだけを見ていることが多いためです。

つまり、それらは全て決定していることではない。このことを覚えておいて下さい。

セラピスト『わかりました。ありがとうございました。』

答え

もうひとつお話しておきます。

正しい予言者というものは、起こってほしくない未来の光景を見た場合、それが起こらないようにと願い、そのためにこそ、それを発表しています。

しかしそうでない場合もあり得ます。そこに気をつけてください。今あなた方の頭によぎっている予言者については、間違ったことはしていないでしょう。

しかし、そのような方とは別に、例えば、自分の思い通りのマイナスの現実を引き寄せようと意図してしまい、人々を煽るような存在がいる可能性もないとは言えません。その点に気をつけていて下さい。　ー続くー