意識が作る現実ー不安が生じる場合

質問
『意識の元に現実が作られているということですが、例えば試験の結果を待っているような時に、最初は大丈夫と思っていても途中で不安が出てしまうことがあります。そしてその結果が不合格と出てしまった時、それは自分が不安を持ったために不合格になってしまうのでしょうか？
それとも未来は不合格だということをキャッチして不安になり、結果、不合格になってしまうのでしょうか？』

 

不安が生じた理由。それらがすべて同じ方程式に当てはまるわけではありません。しかし結果が必ずしも思い通りではないとしても、その人にとってその方が良い場合があるということをまず知ってください。

　

例えば、あなたが何かの試験を受けた時。その試験に受かったことは現実的には一見とても嬉しいことなのですが、受からなかった方が良い場合もあるのです。

あなた方は、意識によって現実をコントロールできます。
しかし、あなたがたの真の意識、つまりあなた方がふだん意識していない潜在意識やもっと深い魂の意識が、いわゆる良い結果というものを選択していない場合もあるのです。

 

あなた方が深くその事にフォーカスしている場合。もしかしたら、自分は良いと思える結果を選ばない方が良いのかもしれないと感じてしまうことがあります。それが顕在意識では不安感となって現れることもあるのです。なぜならあなたの表面上の意識では、受かりたいと思っているからです。しかし、それに受からない方がいい場合もあり、深い意識では、そちら選択している場合があるということです。

あなた方の長い人生も、宇宙の流れから見ればほんの一瞬です。そして試験に受かるなどといった出来事はそこから見るとほんの小さな出来事とも言えるでしょぅ。あなたの人生全体から見た場合、受からない方が自分にとって良いという答え、またあなたの魂の意識がそれを選んでいないという答えをキャッチしていることも、またあるということなのです。

ただわたくしがあなた方に述べたいのは、あなた方は必ず光の方に向かっているということ、それを信じて欲しいということです。そして今ある現実というもの、あなたに今起こっていることがベストであるということを信じて、毎日、今を生き、ベストを尽くして欲しいということなのです。

あなた方の魂、意識がが光の方に向かっている限り、あなた方は人生において決して間違えるということはないからです。

 

結果が良くないことにより、大きな気づきを得ることもあります。また、あなた方はそこで受からなかったことにより、別の道に行かなければならなくなります。しかし別の道というのが、結果的にあなたにとって素晴らしい未来が開けることになることがあるのです。

一見よくない結果というものは、その時は悲しい思いをしますが、実はその方が良いことも多いのです。そしてそれはあなたの深い意識、高い自我の選択でもあるのです。

 

わたくしが言いたいのは、あなた方が「真の喜び」というものに基づいて行動するとき、あなた方は光のほうに向かっているということです。

あなた方の中にある「真の喜び」に目覚めること。それこそが本来の役目と、心からの喜びをつかむ道なのです。