自分を愛するとは?

質問　『自分を愛するというのはどういうことでしょうか?また、私たちはどのようにしたら自分を愛せるでしょうか？』

 

あなた方の多くは、もしかしたら自分を愛しているつもりになっているかもしれません。しかし、実はそうではないということがよくあるのです。

それはたとえば、あなた方が幼い頃に、親から期待された人間像、もしくは世間で言うところの理想の姿というものに、無意識に自分を照らし合わせてしまい、どこかで、そこに合っていない自分を許せない気持ちになっていることがよくあるからです。

 

あなたは、神に愛されてこの世に生まれた唯一無二のあなたです。あなたは、そのままで許されている、そのままで愛されているかけがえのない存在であるということ、ここに生かされている真の喜びを、あなたの中におとしこむこと。それが自分を愛するということなのです。

 

あなたはそのままでこの宇宙に愛され、かけがえのない存在としてここに生まれてきています。あなた方は大いなる神の「１」のなかのひとつとして、神の波動をその心の中に、魂の中に持ってここにいます

まずその事に気づいてください。

 

あなた方が、何かを行動する時や判断する時、世間の眼や他者から期待された像ではなく、それがあなた方にとっての真の喜びかどうかという点に留意して判断することです。それが自分を愛することにつながっていきます。

 

しかしそれは、あなた方のいうところの、いわゆる自己愛、エゴ、保身とは違うものです。それは、本当に自分を愛するということではありません。なぜなら、それは怖れから来た感情、分離から生まれた感情だからです。

あなた方がもし真に自分を愛しているなら、他の人のことも自分と同じように愛せるはずなのです。

なぜなら、わたくしたちは「１」だからです。

あなた方が自分を愛し、それと同じようにあなた方の隣人を愛する。隣人を愛し、それと同じように自分を愛するということ。
それがあなた方の進化への道に他ならないのです。

 

あなた方にそのようになっていただくために。

まず毎日少し時間をとり、瞑想すると良いでしょう。そうすることによって、あなたは毎日少しずつ何かに気づいてゆくでしょう。物事を判断するときや、行動するときに、私にとってもこのことが真の喜びなのか否か?ということに気づくようになってゆくでしょう。

わたくしたちすべてが、この宇宙の神の子であるということ。愛されてここにいるということ、そのことをあなたが意識して生きるなら、そして、意識的に生きるなら、あなた方はそのことを頭ではなく、全身で感じとる日が来るでしょう。

わたくしはその事を信じています。